アフターケア・修理

はじめに

---- 日々のお手入れ。

「『ジュエリーは永遠の輝き』なんて良く聞くけれど、お手入れって必ずしなくちゃいけないの?」というお問い合わせを時々頂きます。答えは「はい」。シンプルなシルバージュエリーも、はたまた豪奢なゴールド・プラチナジュエリーも同様に、日々のお手入れをすることで、ジュエリーは永遠の輝きを得ることができるのです。

作り手やお店の手から、お客様の手へと渡った瞬間からのジュエリーの輝きは、いわばお客様ご自身を映す鏡と言えるかもしれません。正しくお手入れされたジュエリーは、その方自身を映すようにとても美しいものです。

はじめにのイメージ

---- 「めがね」をイメージしてください。

ジュエリーのお手入れのイメージとしてわかりやすいのは「めがね」。

繊細なフレームが変形しないように、透明なレンズに傷がつかないように、寝る時や着替える時、ご入浴の時などは必ずめがねを外しますよね。そしてずっとめがね拭きで拭かずにいると、指紋やほこりでだんだんとレンズが曇り、見えにくくなってきます。

これとほぼ同じことが、ジュエリーにも当てはまるのです。ずっとお手入れをしないでいると、貴金属や宝石がなんとなく曇って見えてきたり、ネックレスのチェーンやリングがべたついて感じるようになったり……。めがねを外してめがね拭きで拭くように、ジュエリーも毎日のちょっとしたお手入れで美しさを保つことが可能です。

> ジュエリーのお手入れについて

ジュエリーのお直し

---- 大切なジュエリーがこわれてしまった。

ネックレスやブレスレットのチェーンが切れてしまった。リングが変形してしまった。石留めがゆるんだり、石が外れてしまった。

たとえばとても疲れて帰宅した際の着替えのとき。たとえば満員電車の中で。お子さんと遊んでいたら、きらきらしたジュエリーを引っ張られてしまって…… など、ふだんどんなに大切に扱って頂いていても、ちょっとしたきっかけで、繊細なジュエリーがこわれてしまうことは起こり得ます。

お直しのイメージ

---- だいじょうぶ、お直しいたします。

coccica(コッチカ)の代表は、デザイナー兼クラフトマン。まずはお気軽にご相談ください。

> ジュエリーのお直しについて(FAQ)

具体的なお手入れ

一番簡単なお手入れは、眼鏡と同じく「外したら柔らかい布で拭くこと」。ティッシュペーパー等はごく細かい傷がついてしまうため、めがね拭きがおすすめです。めがねを拭くように、表面の汗や皮脂を拭い取るイメージで拭いてください。

天然石を使っていないジュエリー であれば、「中性洗剤をやさしく泡立てて、手のひらで包み込むようにジュエリーを洗い、ぬるま湯でよくすすぎ、水気を取って乾かす」。めがね屋さんの店頭によく置いてある超音波洗浄機と同じ原理ですね。汗や皮脂など、日常の汚れであれば、この手順でかなりさっぱりと洗うことが可能です。

それでも落ちない、特にシルバーの硫化による黒ずみなどは、以下の方法でのお手入れをお勧めしております。

シルバークロスのイメージ

★ シルバークロスによるお手入れ

シルバー製品のお手入れに一番良く使われてるのがこのシルバークロス。乾いた布にシルバー専用の磨き剤が染み込ませてあります。
メッキされた製品をシルバークロスで磨くと、表面のメッキを削り落としてしまうのでご注意ください。

シルバークロスの使い方
  1. 1. 黒くなったジュエリーを、シルバークロスで包み込むように持ちます。
  2. 2. 指先に力を入れて磨きます。
  3. 3. シルバークロスを平らな場所に広げて、消しゴムをかけるようにジュエリーを優しく擦りつける磨き方も有効です。
  4. 4. シルバーの輝きが戻りました。
シルバークリーナーのイメージ

★ シルバークリーナーによるお手入れ

チェーンの内側などはシルバークロスで磨こうにも届かず、お手入れがしにくいものです。こういったときには液体シルバークリーナーによるクリーニングがお勧めです。ただ、真珠やサンゴなど、天然石を留めたジュエリーには使用出来ませんのでご注意ください。
天然石を使用したシルバージュエリーをこのシルバークリーナーでお手入れしたい場合は、綿棒などの先端に洗浄液を含ませ、天然石の部分を避けて拭くようにお手入れしてください。

シルバークリーナーの使い方
  1. 1. 黒く変色したチェーン。これをクロスできれいに磨くのは大変です。
  2. 2. プラスチックピンセットや割り箸でチェーンをクリーナーに浸けます。10秒以上は浸さないようにご注意ください。
  3. 3. 流水で水洗いした後、柔らかい布で水気を取って日陰でよく乾かします。
  4. 4. チェーンの輝きが戻りました。一度で輝きが戻らない場合は、液に浸す→水洗いの工程を繰り返してください。

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